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日文868(87)




まあ见惚れたか否かはどうでもいいが、仕事はしっかりしてほしい。


「はあ……」


我々の仕事をなんだと思っているんだ。


ついこのあいだまで真面目だった人なのに……情けなくてため息が出る。


あの女盗贼ラウラが捕まってしばらく経ったが、市中の窃盗騒ぎはなんら収まっていない。


现场の状况から明らかにラウラが率いていた窃盗団の手口のはずだが、肝心のラウラは牢屋の中だ。


ラウラが特殊能力を持っているという话は闻かない、となるとやはり别のリーダーがいるのだろうか。


(もしくは…)


自分の腰に巻かれたベルト、そこに纽で结びつけられた小さな石に目を落とす。


伝心石。近年発见された魔法石で、握りながら任意の相手を头に思い浮かべることで、意思を伝えることができる。
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相手と直接対面したことがあり、且つお互い伝心石を持っていなければならないという制约はあるが、魔术の心得がなくても离れた人间とコミュニケーションを取れる有益なアイテムだ。


まだ産出量も极めて少なく、悪用の恐れもあることから政府は厳密に管理しており、伝心石は一部の政府高官や王族、僕らのような治安维持に関わる人间にのみ携帯が许されている。


盗贼団がこれを活用している可能性。


ありえないと否定はできないが、そもそも囚人のラウラはそんなもの携帯できるはずがない。


いずれにせよやはりあの女を捕まえただけじゃダメってことだ……。

ドン!


「うおっ」


???「あっ!」


曲がり角、突然胸元に强い冲撃が加わる。


出会い头に何者とぶつかってしまったようだ。 内容来自nwxs10.cc


どうやら相手はその拍子で倒れてしまったらしい。


こんな时间だ。きっと自分のように残っていた人间だろう、と考えを巡らしながら倒れた相手に声をかける。


「す、すみませ……!?」


目の前の床には明るい髪色をしたショートカットの女性が倒れていた。


女性「いてて…」


头を押さえながら女性が身体を起こす。


石造の无机质な建物の中に似つかわしくない可爱らしい女性。だが明らかに不审であり、こちらにも紧张がはしる。


「おい、动くなよ」


警棒を构えて女性と距离を取る。


女性「あ、待って!待ってください!あやしい者じゃなくて…!」
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